町を見下ろす丘

町を見下ろす丘

エレファントカシマシの新しいアルバム「町を見下ろす丘」を買った。


去年はライブアルバムが出たものの、新作はシングルすらリリースされず、結局、そのままアルバムの発売に至ったので、久しぶりのエレカシのCDということになる。
もう一曲目「地元のダンナ」の途中で、既に涙。曲名がよくわからんが、たかだか4分10秒の曲なのにも関わらず交響曲を全楽章聞いたかのようなスケール。まさに宇宙的名盤。
扉以後のエレファントカシマシのバンドスタイルを踏襲しつつも完成度は高い。本当にまぐれでこんなアルバムは絶対に作れないし、宮本浩次という男が戦い続けることを止めていたとしても絶対に作れない。


俺がエレカシに出会ったのは17歳の時で、その時、宮本さんは34歳だった。自分の倍の時間生きてきたこのロック歌手に出会ってすぐ彼の歌は俺の人生を変えた。それ以来、ずっとエレカシは一番だ。単純に相性がいいだけかもしれないけど、とにかくエレファントカシマシは俺の信頼を裏切らなかったし、常に最高の音楽をくれた。
ドラムのトミーさんが手術したりしてライブは中止になっちゃったけど、メンバーの交代だのそういうことはエレファントカシマシに関わってきた人間は誰一人として考えていないだろうと思うので、早く回復して欲しいと思う。そう祷ります。