小説 秋田禎信「我が聖域に開け扉(下)」

魔術士オーフェンはぐれ旅最終巻。なんか知らない間に完結していた。やっぱどらい面白いなぁ。面白い上に純文学的に見てもすごい完成度が高いよ、これは。ちなみに乙一とか西尾維新とかよりも好きですね。なんか。
富士見ファンタジア文庫だけど秋田禎信はマジで文豪だと思うわー。高校時代の俺にとっては、吉川英治遠藤周作山本周五郎井上靖に並ぶ思い出の小説家でした。懐かしいなぁ。
まぁ、改めて思うことは「芸術ってとっくに完成しているのではないか」という事です。この本もそうですが、エヴァンゲリオンが「オタクから卒業する」というような趣意を持っていたり、戦後の芸術(とくに戦後すぐの純文学、漫画。およびその次世代である60年代生まれぐらいのクリエイターによる漫画、アニメ、SF、ファンタジー)からはすごく「芸術からの卒業」というもの感じます。すごく原初的なものへの回帰を感じます。
翻って、今のクリエイター予備軍が本質的な創作活動を職業的に行う意志がないのも、そういう原初的なものへの回帰を受けているから、ということにあるかと思います。原始には芸術はないわけで、どちらかというと衣食住(あと恋愛)の方が大事だと大抵の人は思っていると思いますが、どうなんだろうね。

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先輩とお笑いのネタを作る。うーん、やっぱ楽しいなぁ。お笑いは良いよなぁ。

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最近、自分は完全に発狂しているなぁ、と思います。
しかし、極端な事を書くと、人間、最後には仕事のことか、遁世のことか、自殺のことしか考えられない気はします。自分は仕事を選ぶ以外に生きる道がないと思っているので、ある程度怒って回るのも仕方ないとは思います。