黒田硫黄「大日本天狗党絵詞」

再読。
「泥人形が人と思いこんで人となり、人が天狗と思いこんで天狗になる」
「どうして俺はこんなことを・・・。師匠だからか?」
人は存外に思いこみだけで生きている。存外に自分を自分以外の何かと思いこんで、それらしく生きようとしている。
夢を見るなという人も、意外と夢の中に生きている。老いた人が「若かったころの毎日、その大切さ今になって分かりました。若い人たちは毎日を噛みしめて生きてください」などと言う。夢を噛み締めたら壊れてしまうのに。素直に老いた人の言う事を聞く誠実なものが真っ先に夢を失う。他人は好き勝手な事を言うが、夢に生きているように見える人ほど夢を失くした人かもしれない。
老いるということは何者でもない人間である己を知る事なのかもしれないが、そういうのは学生のうちに実感してしまうことじゃあないな。
ただの人間として生きるのは正しいことかもしれないが「ただの人間として生きる」なんて言っている人ほど、神にあこがれて生きている。呪いたくなる。
俺は天使みたいになりたいのに、ただの人間だという事が知れてきて嫌になる。別に何の取り柄がなくてもいい。現に何の取り柄もない。ただ天国を見る力が欲しい。

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俺と会計の女の子が合宿責任者なんですが、部長が知らない間に旅行会社の人と会って話していた。激怒。
「なんで何の連絡もしねーんだよ」
「授業やってるかな、と思って」
とか言い訳していたが、アポ取られてるんだから、連絡すらできねーわけねぇだろ。適当すぎる。旅行会社が当日いきなり来るのか?ああん?激怒。

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