小説 坂口安吾「夜長姫と耳男」

再読。うおお、やっぱすげーよ!!俺はこの小説が大好きで、好きな小説ベスト3には確実に入るのだけれど、ラストは何度読んでも泣く。芸術は完全を目指しながら、不完全に終わるわけで、逆に言ったら「不完全の部分の消化」こそが作家性とも言える。この人の作家性はマジ最高だ。というか、本当に生活=芸術、の人なのだなぁ。と、こちらも確信を持って読める。
で、野田秀樹とかっていう馬鹿が「俺は坂口安吾の魂の生まれ変わりだ」とか言って、夢の遊民社なんて劇団で「贋作・桜の森の満開の下」なんて演劇やって、耳男の役をやって、公然と好き勝手をやっているビデオを持っているのだけれど、あれこそ本懐だね。羨ましい。
俺も本当にこれぞという仕事がいつかしてみたい。どうだろう。

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つーか、魔術師オーフェンってどうなったんだ。最後まで読みたいんですけど。完成さえすればライトノベル史上にも類を見ない傑作だとは思うのですが。

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キンコロでK-1ロマネスクの事前シュミレーションをやりたいのだけれど、時間ないなぁ。明日できればやります。