「ぼくらの」読んだ。
だいたい月刊系統は完結してから読む派なんだけど(一気に読みたいし楽しみにしてて打ち切りとか最後ダメとかあるから)レンタルビデオでアニメのDVDのあらすじをチラ見したりして、おもしろそうだったので読んだ。
思ったよりも面白くてびっくり。こんなにも面白いとは思わんかった。残酷といえば残酷だし切ない話なのでもっと早く読めば良かったとは思わないし、続きが早く読みたいとも思わないけど。

ストーリーは作中にも出てくるけどジョージ秋山のザ・ムーンからイメージされたもの。この設定なら力押しでも面白いと思うけど、丁寧にシナリオが作られていていい。わりと「登場人物の死を前提としたドラマ」は嫌いなんですけど、ここまで丁寧に作られてると反感もない。

たとえばこういう路線だと「時と空間を自由に行き来できるメーテルブラックジャック+笑ウせぇるすまん的なキャラが一生のお願いを本当に命と引き換えで叶えてくれる」みたいな読み切りの話みたいなのも書けると思うんですよね。

しっかしお金ないとやることないなあ。
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オノ・ナツメの漫画はまっことハードバイルドやなあ。ダンディと言ってもいい。
ただやっぱりダンディズムやハードボイルドは男のものであってほしいし、もっと男ががんばってほしいんだよね。他人がかっこいいこと言うと「おお」ってなるけど、なんか女の子の方がかっこいいこと言ってるよ。まぁ、乱世じゃないし、女の方が自由でかっこいい人は多いのかもしれないけど「ようこそ、男の世界へ」的な漫画はもっとあるべきだ!あるべきなんだ!