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以前からちょっとずつシリーズで見てますが、地味に「帰ってきたウルトラマン」が面白い。
魅力その1「いい感じにパッとしてない」
主人公もヒーローぽくないし、隊長とかも普通のおっさんという感じ。制服やウルトラマンの見た目、演出など、ありとあらゆるビジュアルにメジャー感がない。
ものすごくピンとこない感じで全編お送りしております。
だいたい「帰ってきたウルトラマン」ていうタイトルがもうピンとこない。
魅力その2「渋い」
一番子供にわかりにくいとこが魅力。
なんていうか登場人物が基本的に渋い。みんな渋い感じなんですが、特に坂田さんというレースの事故で片足を怪我して、常に杖をついているメカニックの人が実に渋い。顔といい、話してる内容といい、すごい渋さ。
魅力その3「話も渋い」
ヒーローものとしては、めずらしく前編と後編、1時間を使ったものが結構多い上に、妙に重くてハードな話がけっこうある。
隊でのもめごとは解決して「よかったね」とか「俺が悪かったよ」とかなるよりも、わりとそのまま引きずることが何故か多くてそこが妙にリアル。
魅力その4「弱い」
ウルトラマンが正直他のシリーズよりもかなり負けている。前編後編の話が多いと前編で必ず負ける。じゃあ前編後編になってるのが敗因かというと別に1話完結でも負ける時は負ける。たぶんウルトラマンの勝率は6割あるかないかぐらいのもん。
と、まぁ、魅力をあげてみたんですが、全く長所に見えない。でも、うまいこといっていてそれが面白いです。あと、すぎやまこういちの主題歌も私は好きです。
- 作者: イダタツヒコ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/01/19
- メディア: コミック
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が、その熱の高さ、勢い、インパクトはすごく、いくつかけっこう感動したシーンがありました。俺はあんまり感動しないのでなかなか珍しいです。