宇仁田ゆみ「トリバコハウス」一巻

宇仁田作品には珍しく、2巻まで出てる長期連載の作品ですね。相変わらず面白い。宇仁田ゆみの作品が恋愛漫画という、ありがちになってしまいがちのジャンルで面白いかと言うと、キャラがしっかりしてるからだと思うんですよね。
でも、キャラそのものにカリスマ性があると言うわけではなく、わりと普通の性格の人ばっかなんですが、キーポイントを持っているわけですよ。このトリバコハウスの場合「ミキ=飼われてるみたい、パーソナルスペースを広くとる」みたいな。うまいことそこにスポットをあててストーリーをまわしていくから、キャラが生きてくるしストーリーもありがちにならんわけですよ。