劇場版ターンAガンダム2 月光蝶

「月 光 蝶であるッ!!!!!!!!!」
というわけで、後編なわけですけど、やっぱ、これすごいわ。前半と後半で話つながってないっていう。まぁ、実際、劇場版やるって聞いたとき「何でやねん」って思ったけど、いかにこれが無茶な制作だったか分かるなぁ。
でも前半の最後では入れ替わっていたはずのディアナ様とキエルがいきなり元に戻っていたりするわけですよ。テレビ版で計算すると2話ぐらいすっ飛ばしてると思う。とりあえずマジでテレビ版見てないとストーリーさえ把握できん。2人が入れ替わってるのが元に戻ってる、ってのを通りこして、ディアナ様が廃棄コロニーに逃走してるところから始まってるし、テレビで一回見てるのに意味わからなかったからね、俺。
まぁ、僕が大好きなゲンガナムさんが出てくる後半はマジ神のごときセリフがすごいいっぱい出てきて、やっぱ冨野は神。最後の盛り上がりはやっぱ良い。
でも全体としてはストーリーの中盤、中だるみしてる感は否めないと思う。月に行った意味があんま無い。だいたいガンダムなのに基本的にあんま戦争してないからね、一年間放送するとか無理ある。正直、2クール(26話)でもちょっと多いぐらいだと思うし。
これ見るとガンダムSEEDは失敗作だな、と思う。ターンAは地球側の戦力は超貧弱だし、ディアナ様が月の女王で反戦論者だから、軍が統率されてないとか、みんな個人的感情で動くとか、なんか納得いくんですけどね。SEEDは(真面目に見てなかったからなんとも言えんけど)あの設定であのストーリーは無いだろ。(ウイングは当初からああいうコンセプトなので、あんまり痛さがないと言えばないと思う)ターンAもリアリティないけど(特にディアナ様とキエルのあたりは破綻してる気が)結局、納得できるような流れにするのがうまいから見れる。
結論、面白い。テレビ版は5倍ぐらいの予算で作って欲しかった。