CD ガガガSP「卒業アルバム」

「弱男」収録アルバム。なるほどなぁ。アルバムとしては「オラぁいちぬけた」の方が全然すごい。日本語パンクブームに対しての「オラぁいちぬけた」という宣言と、コザック前田の「弱男」という自覚と象徴こそが本当にすばらしく「オラぁいちぬけた」というアルバムは、太宰治亡き後の日本の芸術界において最大最高の意味を持った芸術なのではないか、と思います。
解らない人は解らなくてよろしいが、それこそ「才なくて徳なし」の綿矢りさごときに芥川賞なんか渡して、太宰治を語らせている文壇はまことに糞ったれであります。芥川賞なんか肥溜めにぶち込んでしまえ。コザック前田の方が、全然勝っているではないか。僕は正直、彼に「先を越された。負けた」と思ったぞ。「オラぁいちぬけた」を聞いて。
だいたい小説を応募しようにも規定枚数がやたら多い。森鴎外太宰治の名作には決して長くなく短いものもずいぶん多いし、実力があるからこそ要点だけ抜きとって短くまとめることだってあるのです。この野郎、何が規定枚数だ。不自由だぞ。糞食らえ!