島本和彦「ザ・島本」「燃える!女子プロレス」

初期短編集は、けっこう面白かった。「ほとんどヒーロー」は、なかなかの快作。「燃える!女子プロレス」は、プロレス漫画は、やればやるほど嘘臭くてギャグっぽくなるので仕方ないけど。でも、必殺技を思いつくシーンで河から流れてきた大木を避けきれず、咄嗟に新必殺技で大木を破壊するとかはひどすぎると思った。しかもその技、ローリングクレイドル。

                                                                                                      • -

この国におけるアニメ、特撮、アイドルソングの質の高さはすごい。特に80年代ぐらいの物は今聞くとびっくりするぐらい良い。くだらない真理を歌ったポップスよりも優れている気がする。

                                                                                                      • -

今日も疲れた。本当は高校の同期生が300人ほど集まる大切な会合(本当に大切であって「部活で行かなかった」などと言おうものなら殴られる可能性すらある)に行く予定だったが、部活の方が大事なので部活に行く。
部長が早くも「面倒くさい」と言い始めた。部長は三月前半帰省していたので、まだ10日ぐらいしか実働してない上に、今のところ、一番、仕事量も少ない。その上、多くの人間から「プライドを傷つけないように気をつけながら部長として立てていこう」と気を遣われているので、どう客観的に見ても最も負担が少ないはずなのに、一番最初に愚痴が始まった。もうそんなことを言われては困る。俺はいいが、本当に士気が下がる。
だいたいこの日記では無理矢理、気合を入れてはいるが、俺は先月末の映像編集やライブから、ほとんど毎日何かしらの用事に追われたり、誰かしら訪ねてきて睡眠時間はどんどんナポレオンに肉薄している。飲み会の幹事もやれば、15日は引越しがあったし、3人暮らしのインフラ整備も結構大変なのだ。その上、数日前に告白して振られ、全く彼女の眼中にすらないことすら悟ってしまったばかりである。こっちだってそんなズダボロで、毎日、キレそうになったり、逃げ出したくなっても頑張っているのに、一番負担が無いはずの部長が「面倒くさい」。そりゃあないぜ。
まぁ、はっきり言って、それでも俺はやるしかないのである。いくら若くて未熟でも自分のやらねばならないことは分かっている。そして自分の役割を認識しながら、それをやらないのは最も愚かな事の一つに数えられるからだ。
僕は、君らを愛しています。