インサイダー取引を犬サイダー取引だと高2まで思ってました。ビダです、こんにちは。
まぁ、でも犬サイダーってのも懐かしいね。僕らの世代の人はだいたい知ってると思うんですが、犬サイダーってのは、その名の通り、犬の形をしたサイダーであり、サイダーの体を持った犬のことです。10年ぐらい前に「飼える清涼飲料水」としてブームになったりしましたよね。クラスメイトは、みんな飼ってたし、僕ももちろん飼ってました。
あれは僕が小学校5年の時ですかね、家族でキャンプに行ったんですよ。俺と親父と母親と兄弟。あとやっぱペットも家族ってことでサイ(僕が犬サイダーにつけた名前)も一緒に連れていったんですね。
だけど、僕とサイで遊んでるうちに山の奥の方に行っちゃって遭難しちゃったんですよ。夜になって、朝になって、昼になっても誰とも出会えないし、助けもこなくて、おなかも空いてくるし、最悪なのは川とか見つからなくて、水が飲めなかったことなんですよ。
で、ついに3日目、限界が訪れた僕は一歩も動けなくなってしまいました。そしたら、サイのやつが僕の前に座って、じっとこっちを見つめているわけです。僕にはサイが「俺を飲めよ」って言ってるのが、はっきり分かりました。だけど、サイダーとはいえ、飲めるわけないじゃないですか。だって友達ですよ。友達なんですよ。飲めるわけない、飲めるわけないよ・・・。
しかし、翌日、捜索隊に救助された僕の横にはサイはいませんでした。僕は自分が助かりたいがために、彼を飲んだんです。病院で検査を終えたあと、なんとか自分の部屋に帰りついて、ようやく独りになった僕は泣き叫びました。
「サイ、どうしていなくなったんだー!」ってね。






ちなみにこのエピソードを元に、ほったゆみという人が「ヒカルの碁」という話を作ったらしいのですが、それはまた別の話です。

スパルタローカルズ@新宿ロフト

というわけで、スパルタローカルズのライブ行ってきましたよ。で、初体験のスパルタローカルズのライブは想像以上にロック!なんつーか、もっとドライな印象あったんですが、すごいライブ感ある演奏でいい。エレカシのライブ演奏と比べると、そこはキャリアの違いというか、「若いバンドだなぁ」と思う点もあるのですが、それはさておいて、名曲「黄金WAVE」で幕を開けたレコ発ツアー硬派ビンビン物語@新宿ロフト。伊東さんのギターがうねる。光広さんのベースもうなり、ドラムもズバズバ決まってくるぜ。そして、もうコウセイさんが何かが乗り移ったかのようにカッコいい。
以前の新宿ロフトのライブ映像では「スパルタローカルズがムーブメントを起こしまーす」と言って新曲を披露したりして、カッコよかったのですが、今回も「俺たちを知ってるか?スパルタローカルズです!」「好きなものを食え、好きなように歌え、好きなように動け、好きなように踊れ」「ロックやりにきました!」「お前も、お前も、お前も、みんな愛してる」など様々な名言が飛び出ました。(その場にいないと伝わらないと思うけど)
ちょっと前のロッキンオンジャパン誌において、曽我部恵一さんがインタビューで「エレキコミックのやついくんが「最近のロックミュージシャンはロックミュージシャンぽくない」って言ってて、確かにそれはそうだなって思ったの。お客さんは何かすごい事をしたり、すごい事を言ったりするのを期待して見に来てるじゃない。でも、そこで最近どうだったとかの日常的な話をするミュージシャンが多くて、それってどうなんだろうって思った」的なことを言っていたんですが(うろ覚えですまん!)、要するにそこなんですよ!もう出鱈目でも何でもいいから、ロックミュージシャンはカッコいいこと言うべき!でもって、それ以上にカッコいい音楽やるべき!そしてスパルタローカルズは両方満たしてるので、俺はスパルタローカルズにときめいちゃうよ、っていう話!!!!!