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- 作者: 中村博文
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2009/03/12
- メディア: コミック
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舞台は科学文明が滅んでしまった未来の地球。古代の生活に戻ってしまった人類だったが、文明滅亡前の食文化を受け継いだ一族の生き残りがいて、そいつが旅する、みたいな話です。
普通の戦記漫画でも出てくるような「罠にかかって敵が死ぬ」というシーンとかも出てくるんですけど、食戦記の場合、その敵が盗みだしたお宝が大学イモですからね、半端ない。
落とし穴の底で大学イモぶちまけながら串刺しになって、死ぬ寸前のセリフが「今日の雨はやけに甘いぜ・・・」ですよ。壮絶すぎるわ。
しかも、ただでさえ木の実とか豆とか食ってるやつにいきなり焼きうどんとかスパゲティとか食わせるという内容なんですけど、その上、神様まで出てくるので、SF料理ファンタジー戦記、というものすごい内容でかなりカオスです。
しかし、一部のSFファンの間で相当注目されているらしく「これはかけうどんというものです」といった食戦記モノマネが流行ってるとか流行ってないとからしいです。ほんまかいな。(SFマガジンで紹介されているのでSFファンの間で流行っているのは事実らしい)
というか、一番最初に食いついたのがSFファンって、他のマンガファンはどうなってるんだ!ヒストリエばっか読んでねぇで食戦記読もうぜ!そして大学イモぶちまけて「今日の雨はやけに甘いぜ・・・」って言おうぜ!
元々、中村博文は廃刊になったアクション系列の雑誌で「熱血寿司職人 音やん」というのをやってたんですけど、これはかなりマイナー漫画で俺も3回しか単行本を見たことがないぐらいです。 (未完)
しかし、コンビニ専用マンガで「寿司鉄人 音やん」と改題して売り出したところ、火がつき、けっこう人気になったのです。そういう意味ではコンビニマンガというジャンルが単なる再発売でなくなってきた、ということの生き証人でもあるわけです。コンビニマンガファンの次はSFファンって茨の道歩みすぎだと思いますけど!
まぁ、そんな感じの食戦記なんですが、話はまだ主人公が旅に出たばっかりのところなんで先が気になるところです。
と思ったらアクションゼロ今号で休刊じゃねえか!連載どうすんだ!死ね!