ライブだった。
よかった点。今までのライブで一番準備が楽しかった。映像も撮影が面白かったし、後輩とも最近いっしょに話したり遊んだりしてるし、ネタも今までのピンじゃなくてトリオ組めて笑いながら練習できたのは楽しかったです。
悪かった点。ネタは受けたわけでもなければ、滑ったわけでもないし、微妙なところでした。正直、このメンバーでは受けて当然というか、先輩からも「あいつら使ってこれじゃもったいない」と言われましたよ。それはそうだ。絶対俺が一番悪いの分かってるだけに、先輩もわざわざむかつくこと言うなぁと思いましたが、まぁ、向こうがそういう時、俺も同じようなこと言ってた気がする・・・。
今回も例の「自分たちが面白いと思ったところの方が受けなかった」というあれでして、練習で後輩のアドリブが出て3人でゲラゲラ笑って「面白いからいれよう」ってなって取り入れたところとか受けないのには参った。だって、そしたら練習し損、アドリブし損なわけで、わざわざ三人で集まって何やってんのって話だからなぁ。正解から遠ざかるために努力してるっていう。
あとなぁ、やっぱ俺面白くないっすね。客観的に。やりたいことがお笑いっていうジャンルの常識とズレてると思う。魔術士のネタでしたが、「魔術やってくださいよ」って言うフリに対してのボケが魔術だもん。たぶん他人にとって、それはボケじゃないんだよな、きっと。ボケとフリのバランスもお笑い的にはたぶんよくないし、説明とかのバランスもよくないんでしょう。
3週間という短い期間で、いろいろ掛け持ちしながらだったから、作りこみきれなかったところとかありますけど、でも才能ある人って言うのは限られた時間、限られた条件の中で量産していって、量産しているが故、適当になってしまってるからこその面白さっていうのを出せるんですよ。それができない。それはもう才能が無いか、スタンスが間違ってるかですよ。俺のスタンスは間違ってます。前から知ってるけど、絶対間違ってます。それが直らない限り、やっぱ絶対駄目だ。
あと僕は今まで「少年ジャンプに載らないような漫画でも面白い漫画があるように、お笑いでもそういうネタが存在することができる」と思ってたんですけど、なんか違和感できましたね、その考え方。「もしかしたら舞台というジャンルにおけるお笑い存在が、漫画というジャンルにおける少年ジャンプのポジションなんじゃないか」と思いました。そしたら俺のスタンスじゃ絶対駄目ですね。もうちょっと何とかなると思いましたが、今の日本の環境じゃ俺のスタンスでは限界がある。
うーん、というわけで新しい発見しました。他人にはよく分からない話ですが。2年生の秋から4年の夏まで、ほとんど嫌々で適当なピンやってたから経験値も低いし、遅れを取り戻さないといけないんでしょうね。