PRIDEミドル級GP2005

PRIDE感想。アナウンサーが「ギロチン」「ギロチン」ばっかりうるさい。
第一試合。ハリトーノフ強いなぁ。直突きみたいな感じでパンチが強い。期待を感じさせる。
第二試合。途中までホジェリオがわりと押してたように見えたのですが、終盤はショーグンが巻き返した感じ。ホジェリオは兄といっしょで打たれづよいぽい。
第三試合。あっさりアリスターさんが勝ち。アリスターのギロチンはもはや必殺技の域なので、やばい。ダークホース。
第四試合。ミルコ圧勝。ミドルキックでKOって、どういうことでしょうか。ミルコはなんか疲れてそうな雰囲気を受けた。体調いいのかな。
第五試合。日本人対決。すげーどうでもいいよ。田村が圧勝するでもなく、滝本も総合素人脱出してるわけでもなく。打撃ひどすぎ。
第六試合。ナツラ超強くなると思う。強い人のオーラが出てる。ノゲイラ相手じゃさすがに勝てないか。ノゲは打撃もかなり強いはずだし。
第七試合。のちほど。
第八試合。中村の柔道着はよくわからなかった。脱いでKOされてるし。

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桜庭VSアローナは今まで見た格闘技の試合で一番胸糞が悪くなった試合だった。
正直、タオル投入の前に何度もレフェリーストップのできたシーンは多くあったと思う。とにかく桜庭の完敗と言える結果だった。目尻からの出血があるような状態では逆転は難しかった。そこをアローナがえげつなく攻めたのも「そこまでやるか」と思ったが、それがバーリトゥードなんだ。
桜庭は強さにこだわるプロレスラーである。並みのこだわりではない。その強さへのこだわりがシウバへの3度の挑戦、今回のGP参加を決めてきたのだと思うが、この試合で桜庭のトップ戦線への復帰の可能性はゼロに等しくなった。もう通用しないかもしれない。強さへの可能性を失った桜庭和志というプロレスラーは、この先、どうなっていくのだろうか?
この試合は、今までで一番胸糞が悪くなった。しかし、僕はこの試合が終わった時、泣いてしまっていた。完敗し、顔面が血みどろになった桜庭は、敗者であるにも関わらず、その振る舞いがまだ何かしらの強さを持っていたからだ。桜庭和志桜庭和志としてリングに存在していたからだ。やはり桜庭はプロレスラーだと思う。よくわからないがそう思って泣いてしまった。
桜庭和志は、かつて世界最強とさえ言われていたという。その時代を僕は知らない。PRIDEの象徴であったという。その時代も僕は知らない。ただビデオで少し見たことがある程度だ。だから桜庭が最も輝いていた時期を知らない。それでも僕は感動したし、ありがとう桜庭って思った。ありがとう桜庭って思ったんだ。