柳美里「家族シネマ」

家族シネマ (講談社文庫)

家族シネマ (講談社文庫)

崩壊した家族たちが、映画の企画で半仮想の家族映画を撮影するために集まるという話。精神的にグロテスクな光景が多く、電車で読んでいたら気持ち悪くなり、新宿駅に蠢く人の多さに吐き気がした。別に面白くないことない。町田康のきれぎれを思い出した。