やばい。またひどく陰鬱な気分になってきた。もはや二十歳の童貞野郎が知ってはいけないことを知っている。愛を求めれば十字架を背負い、修行をすれば邪魔が入る。まぁ、それは世の定めなのでありますが、やはり解っていようがなんだろうが辛い。くるりワンダーフォーゲルを聞いていたら気が狂いそうになった。辛い。しかし、これは闘いの歌だ。俺だけ闘わない卑怯者にはなりたくない。やはり最終的に残るのは、人を愛する勇気を振り絞る意思、すれ違いの絶望、僕らの邪魔をする奴らへの怒り。それだけが残ります。いつまで生きていけることやら。天国へ早く行きたいが自殺は避けたい。しかし、天国へ早く行きたい。

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青空文庫 芥川龍之介「英雄の器」http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/35_15166.html

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