ちょっとよそのサイト見て思い出したんで書きます。
一年ぐらい前に「ラーメンズが目標で椿みたいなライブをやりたい」と思っていたんですが、今は思ってないです。俺にはできないし、目指す物じゃなくなったから、やろうと思わなくなった。
ラーメンズは完璧だと思ってたけど、そうじゃなかったし、面白いと思ってたけど、彼らの最大の才能は面白いことじゃなくて、客が自分たちのネタをどういう心理、どういう見方をするかを理解していたところだと思います。そういう意味での空間把握能力がすごく高い。だからこそ、本来「不完全」を見せるお笑いで「完全性」を打ち出せていけたんでしょう。
しかし、そういう才能ゆえに、天才でもアーティストでもなく、むしろ努力する職人として舞台を極めるしかなかったのだろうなぁ、と思います。お笑いにおいて天才じゃないというのは、他人が考えるよりも辛いことです。その中で努力して、今を築いたラーメンズはすごい。天才の天才ではなく、努力した天才です。

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その対極に位置する「完全な不完全」をやっているのがエレキコミックなのですが、まぁ、長くなるんで、またそのうち。

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眠い。ライブは終わったけど、先輩に送るビデオを作るために数年分のビデオを再編集中。とにかく眠い。一日かけて「タガメ食べさせあいバトルinタイ」の映像を編集した。終わらねー。
それにしても自分の写っているビデオは鬱になるな。顔も体形も声も、すげー気持ち悪いよ、俺・・・。先輩に「鏡を見ているときが一番イヤだ」という人がいたと思うけど、すごくわかる。

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「力さえ出し切れば負けなかった」という言い訳をする人がいる。俺は、100%の力を出し切れたことがないし、勝負の時にいつも100%出し切れるなんてことは奇跡に等しいことなのだろう。