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板垣恵介「グラップラー刃牙」
お、お、お、おもしれぇぇぇえええええ・・・ッッッ！
意外にもまだ読んでなかったのです、わたくし。それは「読んだらきっと全巻、手元に置きたくなるから」という理由があって、わざと我慢していたのですが、もう我慢ができず、漫画喫茶で読み始めてしまいました。
何と言ったらいいのか、わかりませんが、とにかく面白い。ジョジョ、松本大洋に匹敵する衝撃だぜ、これは・・・ッ！
あまりの面白さに感動した僕は、中央線の車内で３０分ちかく泣き続ける羽目になってしまいました。いくらなんでも刃牙で泣く自分もどうかと思いますが、何千冊と漫画を読んできた僕は、もう大抵の漫画が面白くなくなり、心の底から面白いと思える漫画にはもう出会えないのではないか、という絶望に心を侵されていた病人のような漫画生活を送ってきていたからです。確信しましたが、僕はやはり漫画が一番好きです。
とにかく刃牙は素晴らしい。あまりのリアリティのなさに戸惑ってしまうこともありましたが、素晴らしい。全肯定する。常軌を逸したあの花山薫の体形と表情は、およそ凡人の到達できるところではない。板垣恵介はモナリザを超えた・・・ッ！